初恋じゅーす。

『君正直だね。名前何ていうの?』





『あ、胡桃ひよりです。』







『ひよりちゃんね。そのお友達はどこにいるの?』





『あー、多分、立花くんの隣、です。』







私が芽衣子の方に視線を向けると、
芽衣子はチラチラと立花くんを見ていて、立花くんは静かに前を見ていた。






『あー、あの子か。ってか、さっきからなんで敬語なの?』





『あ、特に意味は、ない。』






『じゃあこれから敬語禁止ね!っと、咲良ー。』






なぜか立花くんの名前を呼ぶ楠木くん。







『そこの女の子と一緒にこっち来てー。』






『えっ、呼んだの?』






『ん?ダメだった?』







こうやって、楠木くんを、見ていると、確かにモテそうだな。と思った。



赤い髪に整った顔立ち。
笑った時に下がる目尻。


子犬みたいだもんなー。