「いいから、居て?」


「……っ、い、いてもいいの?」


「いいから、帰らないで」


「じゃ、じゃあ、いるけど」


戸惑いながらもベットの縁に腰かけた。




「芙美…、手、繋いでもいい?」


「え?、どどどど、どうぞっ」



アヤちゃんが差し出した方と逆の手を出す。


ぎゅっ……

手を繋いだのはいつ以来?小学生……だっけ?



あの頃は私たちの手の大きさに大した差は無かったのに……

今は全然、大きさも固さも違う。



そんな違いに、私はまたドキッとしてしまった。