なにも気がつかれずに通り過ぎていく。

無視されてるわけじゃない

嫌われてるわけじゃない。

いや、嫌われてるのかもしれないけど

誰も私が見えていないかのような行動をとる。

それに気がついたのはいつだろう?

たくさんいいたかったの。

私を見てって。愛して欲しいって。

まだ私の呼ぶ声が聞こえる。

「あやちゃん。」

心に傷を負った

小さな白い猫のお話。