side 奏太 この時が来た 志桜里の為にも、俺自身の為にも伝えなくちゃいけない 歌禀はなんのことか分かんないのか困惑した表情をする 俺は早速話し始めた 「俺が歌禀に合格発表の日に海で話しかけた日のこと覚えてる?」 俺はあの時、歌禀に恋をした 俺が強引に歌稟にキスをしたことをおぼえているだろうか