恋水。




「「理事長!」」


入ってきたのは40代半ばの男性。

理事長…?あぁ、理事長。数日前に挨拶しに行った時にずっと本当にニコニコしてた人だ。


「数日ぶりだね、近藤さん。まさか君みたいなおとなしい子がこいつらに目をつけられるとはねぇ…?」


「どうも。」


こいつら、ってことは知り合いってことだよね。あぁめんどくさい。


「それに、茜くん。どうして静かに見守ってるのかい?」


…たしかに。総長なら神田守のこと止めれたはずだ。でもなんでこんなめんどくさくなるまで見守ってた?


「はは、健斗さん、こいつの実力を知りたかっただけっすよ?」


実力?直前まで殴られようとしててよかった。やっぱりめんどくさくなるところだった。


というか、なんでこんなことに巻き込まれてるんだ。


あーめんどくさい。とてもめんどくさい。