「俺は総長の藤堂茜だよ♪改めてよろしくね♪」
「Zzz…」
「これが副総長の神田守。寝てるけどね!」
「茜!早くこいつ追い出さねーの!?」
「このうるさいのが千葉徹。徹うるさい黙って。」
「僕が幹部の一ノ瀬流星です」
「僕がぁ、同じく幹部の高田光輝だよっ」
一通り自己紹介を終えた彼ら。覚える気とかないから。はぁ…この流れだと私もだよね…
「近藤千歌。」
それだけ?みたいな顔されても困る。それしかない。
ガタッ。
一ノ瀬…だっけ…がパソコンを開いた。あぁ、調べるのか。どうせ出てきた情報は全部嘘だけど。
「うーん…大したこと載ってないですね…セキュリティも普通。何か特別ってわけでもなさそうだし…」
でしょうね。疑われないように適当に普通に書いたから。


