ねぇ、松風くん。



悪い人ではなさそうだけど、私はただひっそりとこの場に生息したいわけであって、誰かと深く関わるつもりはない。


「あ、あの…潤くん?」

「ん?」

「その、何でここに?」


そう、私は夏帆ちゃんの隣だったわけであって…ジュースを注ぎに行っている間に一体ナニが起きたというのか。

潤くんが隣にいるという以外、部屋の座席は変わりないように思う。

…あまり興味もなく覚えているわけではないけれど。


「あぁ、代わってもらった。優ちゃんと仲良くなりたくて。」

「あ、あたしと?なんで?」


わからない。
オシャレをして来たわけでもなく、いつも通りのほぼほぼスッピンに近い薄いメイク。

挙句、ひっそりと1番入り口付近に生息していた私となぜ仲良くなりたいと思ったのか。