ねぇ、松風くん。



制服に着替えた私を見て

「や〜ん、可愛い♡」


と、かれこれ5回は聞いたこのセリフ。

綾菜さんは嬉しそうに笑ってくれるけど、普段言われ慣れてないせいか何か恥ずかしいな。


「そうそう、まだ新人さんだから当分は研修担当として葵に教えさせるから安心してね。」


ッドクン



綾菜さんの言葉に、名前を聞いただけで勝手に跳ね上がる胸を抑えて軽く頷いた。