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「仲良く2人で遅刻とは…葵も隅に置けないわねぇ〜。」
「そ、そんなんじゃないです!遅れてすみません、綾菜さん。」
案の定、バイトには2人揃って遅刻。
「いいのよ、優ちゃん!わざわざバカな弟を傘に入れてきてくれてありがとね。」
「あ、綾菜さん見てたんですか⁇」
恥ずかしくて慌てふためく私と、いつもと変わらない様子の松風くん。
”たまたま外覗いたら見えちゃった”と舌を出して笑う綾菜さんに、プシューッと頭から湯気が出て来そう。
「姉ちゃん覗きは犯罪だぞ。」
「ズベコベうるさい。とにかく、遅刻した罰として葵には今日 普段の2倍働いてもらうわよ。」
”さっきちょうど南野くんから体調不良で休ませて欲しいって連絡があったからちょうど良かった〜”と、ニヤリと歯を見せる綾菜さんは、姉として持つには少し大変そうだ。


