ねぇ、松風くん。



お店のCloseはPM:20:00。

バイト終わりの松風くんを、お店の外で待ち伏せるのも有りかな。


なんて思ったけれど、それこそ彼女でもないのに重すぎる。

一歩間違えばストーカーだよ。


「……あー、どうしよ。」


スマホを握りしめては、松風くんの番号を見つめる。

綾菜さんに頼まれたお遣いの時に、かかって来て知った松風くんの番号…勝手に登録しちゃったけど良かったかな。


発信ボタンに指を伸ばしかけてはやめる。どうせ今電話したって松風くんはバイト中だ。


「……会いたいなぁ。」


窓の外はもうすっかり暗い。
真っ黒な空から真っ白い雪がヒラヒラと静かに降り注いでいる。