「…ったく、無駄口叩いてねぇでオーダー票おいて来いよ。」 夕方になり、どんどん混み始める店内。俺の言葉に更に不服そうに顔を歪めると 「ちぇ…あー、会いてぇ。」 と、尚も佐々木さんへの気持ちを言葉にしながら厨房へと消えていった。 「……俺だって、会いてぇっつーの。」 誰に聞こえるわけでもない、俺の声の小ささは佐々木さんへ伝える勇気のない俺の度胸のなさと比例している気さえする。 今頃、佐々木さんは何をしているだろう。 誰を想っているだろう。 ーーーバイトに追われながらも優を想っていた。