ねぇ、松風くん。



「…ん?」


言葉の続きも気になるけれど、こんなところに買い物袋を下ろした松風くんに首を傾げる。


やっぱり、1人で買い物袋を4つなんて重すぎたかな?

なんて、買い物袋にばかり気を取られていた私は

「……1つだけ言えるとしたら、」

「なあに?」


透き通った声で紡がれるその言葉を聞き逃すまいと、咄嗟に意識を松風くんに集中させた。