「安倍さんに、佐々木さんを譲ってもらった。」
「…どういうこと?」
本当は、安倍さんは今日 佐々木さんと回るつもりでいただろう。
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午前の部 優がウェイトレスを頑張る頃
「…安倍さん、だっけ。」
「あら、松風くん。優に何か?」
教室の前で呼び込みをしていた安倍さんを見つけた俺は遠慮がちに声をかけた。
「…いや。安倍さんにお願いがあって。」
「何?優はあげないわよ。」
今から言おうとしてた言葉を、言いづらくするには十分な圧をかけて安倍さんは綺麗な顔で作り笑いを浮かべた。
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