ねぇ、松風くん。



***


今日はバイト。

つまり、佐々木さんはシフトが休みって事だろう。


店に着いた俺はいつも通り制服に着替えて、出入りの激しい店内を駆けずり回る。

と言っても、今日はオーダーを取っている事が多くて、裏方にはあまり回っていない。

オーダーを取るのが何気に1番楽。
裏方の仕事の方が実は忙しい。



たまたまオーダーを取りに来たテーブル。高校生の男子3人組と言う華のない組み合わせ。

「…かしこまりました。少々お待ちください。」


そう言って立ち去ろうとする俺をチラチラと躊躇いがちに見ながら何か言いたそうにしている。