成宮が俺には突っかかってくる理由は、きっと佐々木さんが俺を好きだから。
……って、自惚れすぎか。
「後で泣いても知らねぇかんな。」
「…だから、勝手にしろって。」
真っ直ぐ俺を見て、ただ宣戦布告とばかりに眉間にしわを寄せる成宮に、半ば投げやりに言葉を吐き捨てて俺は体育館へ足を進めた。
俺はただ、佐々木さんとの関係を元に戻したいだけであって、そこに特別な感情があるわけじゃない。
佐々木さんへの気持ちがない俺が、中途半端に佐々木さんの気持ちを受け入れるわけにはいかねぇだろ。
つまり、考えてみたところで結局 告白への返事は”ごめん”だったのかもしれない。
ーーーー葛藤を繰り返していた。


