ねぇ、松風くん。



「…優。あんたのその天然も問題だわ。」

「天然?私 別に抜けてないけど…」


潤くんの背中を見送った後、菜穂にそう言われて考えてみた。

でも、やっぱり私には天然要素は見当たらない。


「無自覚が厄介ってよく聞くわね。」


眉間にしわを寄せた菜穂は、やれやれと肩を竦めた。

「天然…?人工より良くない?」

「優、あんたついに悩みすぎて頭やられたんじゃないの?」

「ひ、ひどい!」

ついに明日はスポーツ大会。
本当は松風くんを全力で応援したかったけれど、コッソリと心の中だけで応援しておこう。

明日、すべてのことが動き出す気がして何だか今から胸の辺りがザワザワする。