ねぇ、松風くん。




松風くんの声で永遠リピートされる”ごめん”。


何に対しての謝罪なのか、ハッキリと確認したわけじゃないけれど、あれは間違いなく告白に対する返事だと思う。


あの後、その場から逃げるように走り去った私を松風くんは呼び止めも、追いかけもしなかった。


つまりは、ほら。


「…私、振られたんだ。」


教室前の廊下、壁に背をもたれて呟いた声を誰も気にとめる人はいない。


勢いで告白してしまったのは確かに自分だし、松風くんが私を微塵も好きじゃないことだって分かってたのに。

改めて”ごめん”なんて言われると、泣きたくなるのが女の子だ。(誰が決めた)