惚れたって、言わせてやるよ



今日は体育の日で私の気分が沈んでる日。


運動は苦手だからやりたくないよ。


頭を抱えながら席に座っている。


すると後ろから。


「トロそうな明里じゃ体育なんて嫌だろうな」


あれからすっかり元気になった祐介が話しかけてきた。


「悪かったわね運動音痴で!」


振り向けば軽く睨む。


と、そこへ。


「朝から仲が良いねお二人さん!」


からかう為に来た瑠花がニヤニヤしている。


「どこが仲良く見えるのよ瑠花」


「だって明里は高橋君の事…んぐっ!?」


慌てて立ち上がれば瑠花の口を手で塞ぐ。


余計な事言わないの瑠花!。


「俺がなんだって?」


「な…なんでもないから気にしないで!」


苦笑いを浮かべながら返事した私を不思議そうに見ている祐介を放っておき。


瑠花の口から手を離し腕を掴めば引っ張り教室の隅に行く。


「まだ告白してないんだから余計な事言っちゃ駄目だよ瑠花」


「まだしてなかったの?」


いざ言おうと覚悟しても、結局言えない。


そんな性格なのだ私は。


早く言えば…。


「相変わらず明里は素直になれないんだから」


そう。


私は中々素直になれない。