俺のこと好きになってよ。



「うるせーなぁ。柚にばらすぞ」

「だーかーらーっ。柚じゃないってば!!!」


「はっ。どーだか。」


あのね,余裕かましてるけど
私の好きな人,あんたなんだよ?!



「んー?俺が何~、、、」


ギャーギャー言い合いをする私たちのところに
冷静な柚がやって来た。



「「あ!!!!柚!!!」」





「あのね,柚!!晴ったら酷いんだよ!!」


「あのな!柚,由宇が柚のこと~」


「あーっっだから違うって!!」


「必死すぎだろ!!マジなんだな!」


「だーかーらー~っ」






「二人とも。ここ,学食だから。」

柚に宥められる私と晴。

学食でお昼を食べている生徒の目は,あたしたちに向いていた。