俺のこと好きになってよ。



「柚は誰かさんと違って優しいなぁ。」


わざとそう言って柚に近寄る



「ふん。柚、由宇のこと甘やかすなよな。」


イラつき気味でそういうと,晴は先に学食へと行ってしまった。




「ふふっ。」


「柚ー。なに笑ってんの!!!」


私今,少し落ち込んでるんですけど?!



「いや,何でもないよ。てか,由宇と晴いい感じじゃん。そのうちくっついちゃうんじゃない??」



クスクスと笑う柚に,軽く放心状態の私。

確かに、そうなってくれたら嬉しいけど,
あり得ないし、
晴と私が、なんて、、


「そんなの,夢のまた夢だよ」




小さく呟いてから柚を置いて学食へ向かった