俺のこと好きになってよ。



実行委員だから仕方ないと思うのに,なのに
やっぱり寂しい。

今日だって,何度か目が合ってるのに、反らされてばかりだ。



「ほんと,晴は手が掛かるなぁ。」

ため息をつきながら柚は私の手を握り,どこかへ向かった。



「ゆ、柚?どこ行くの?」