「あ、アキ……!」


「ん?」


首だけ捻って振り返るアキ。


その何気ないしぐさにまでドキッとしてしまうあたし。


今日、あたしはもう一度アキに告白をする。


でもその前に2人だけの時間を楽しんでも、いいですか?


「ううん。なんでもない、行こうアキ!」


あたしはアキの手を握り、一緒に歩き始めたのだった。