「はぁ!?これぐらいで泣かれても困りますでさぁ。世の中、こんな事よりも辛いことなんて沢山ある…そうだろぃ?みなさま方よぉ。」
凉さんの言葉にみんなは下を向く。心当たりがあるんだろう。
そう…凉さんの言う通り、ここにいる人達はもっと、もっと、辛い事や悲しい事が沢山あったはず…そんなのは、もう、分かりきってたことなのになんで…涙は止まらないの?
「泣くな卯月。葉月は良い奴なんだが、少し難しいところがあってな…少々、口が悪いところがあるんだ。」
…違う。凉さんの言葉に泣いたんじゃない。
「違うんです…凉さんの言葉に泣いたんじゃないんです…。わかってるんですよ。皆さんが私なんかよりも悲しい思いとか、辛い思いをしてる事なんて


