ふぅ~なんとか間に合った。

体育館に入場し自分の席に座る。

隣は誰だろう?話しやすい子だったらいいなあ。

カタン。。。

あ、隣に誰か座った。

チラッと隣を見る。

あ、男の子だ。

どうしよう。話しかけてみようかな???

「あのっ私、松村 光莉っていいます!宜よろしくお願いします!!」

チラッっと男の子が私を見る。

あれ、なんか変な事言ったかな?

入学式早々嫌われたらどうしよう。。。

「島崎 唯斗」

「へっ?」

「俺の名前」

「ゆ、いとくん?」

「唯斗でいい」

「うん!わかった!よろしくね唯斗!」

なあんだっ!嫌われてたわけじゃなかったのか。よかった。

早速友達ができた♪

もう一人の隣の子は誰かな?

女の子がいいなあ。

カタン。。。

あ、来たみたい。

チラッと隣を見る。

あ!女の子だあっ!

「あのっ!私、松村 光莉って言います!よろしくね!」

女の子がぱあっと太陽のような笑顔でこちらを見る。

うわ、すごい美人。

「光莉かあ!よろしくね♪私の名前は麻宮 紫音!紫音って呼んでね!」

紫音ちゃんかあ。声も可愛くて羨ましい!

「よろしくね紫音♪」

それから入学式が始まり、校長先生や来賓の長い長い話が続いた。

「以上をもちまして星勝高校の入学式を終わります。生徒退場」

「..り!......かり!あーかーり!起きて!」

「ふぁっ?」

やばい、寝ちゃってた。

「入学式終わったよ!教室に行こ?」

紫音に起こされた。

「ったく。いつまで寝てんだよ」

と、唯斗に怒られる。

「だってぇ~...」

だってだってだって!

先生達の話長いんだもん!

眠くなっちゃうよ。

そうして私たち3人は1-Bのプレートがぶら下がっている教室へと入る。

「光莉!これから一年間よろしくね♪」

やっぱり紫音の笑顔は天使だ。

「こちらこそよろしくね紫音♪」