ーコンコン、コンコンー

ドアをノックする音が、目を閉じている私の耳元に聞こえる。

私はすぐさま目を開け、ベットから体を起こしては、そのまま座った。

そして明かりを付けると、少し眩しく感じる。


またあの人だ…

あの人が今夜も夢の中に現れた。



名前さえも知らない人。



ただ私は、夢を鮮明に覚えてる。






そして、いつの日か、いつも夢の中に現れる彼に"恋"をした。