君の幸せ、ただそれだけを。上






…やっぱり。



あたしはあの子には敵わない。





わかってたのになぁ。







…あたしが『好き』って声に出しちゃって、



星也がそれに気づいて立ち止まってたときの顔。






困ったようで、戸惑ってた。。



そして、


今のは"友だちとして"だ、

って思おうとしてる顔してた────。






嬉しさ、


なんて1ミリもなかったんだろう。





あたしの気持ちは、


ただ星也を困らせただけ────。