君の幸せ、ただそれだけを。上







「この服彩香に似合いそー」




電車を乗り継ぎ、


映画館がある駅に着いたあたしたちは、



映画館の隣にあるビルでぶらーっとしていた。





「こんなかわいい服似合わないってー、

あたしには」





星也は、

あたしのことよく思ってくれてるのか、




めっちゃかわいい服を見て、

あたしに似合いそーとか言ってくれる。




それだけで嬉しすぎる。






…のに、




「似合うから絶対」




なんて断言してくれるとさ。