君の幸せ、ただそれだけを。上






「あーやか。

帰ろーぜー」




星也があたしに話しかけてくる。




「うんっ」




あたしは嬉しそうに弾んだ声で、

言ってみた。



アピールしなきゃだもん!





「なぁー、

俺の好きな子の名前、

悠って書いて、はるって読むんだってー。



やっぱしかわいい子は名前もかわいいんだなー」




…悠ちゃん、か。


こんなことで落ち込んでたらダメだ!




「やっぱしって何さ?」



あたしは笑いながらそう聞く。