君の幸せ、ただそれだけを。上







おもしろ、慶斗先輩。



「じゃ、声出してこか。

おっきい声な」




「はーい」





せーの、と声を合わして始める。



おっきい声を出すと、


すごく気持ちいい。





星也が今、

あの子と一緒にいて。



星也が今、

あの子のことをかわいいって思ってたりして。




星也が今、

あの子のことをもっと好きになってたりして。




星也は今、

あたしのことなんか考えもしてない。





星也は今、、、



あの子しか見てない────。