君の幸せ、ただそれだけを。上





「あ、彩香」




星也が何かに気づいたように、

あたしの名前を呼ぶ。




「なに??」




「今日なんか雰囲気違くていいな!」




…!


なにこれ。



嬉しくて胸がギュウってなる。





「メイク、してきたんだっ」




「…かわいいじゃん」





な、え?



戸惑ってると、

先生が教室に入ってきて、



席に座るように促した。





あたしは席に座り、

さっきの星也の言葉を思い出してた。