君の幸せ、ただそれだけを。上






…でも、

その子に向けられた笑顔は。




苦しくてしょうがないの────。






「んじゃまたなー」




別れ道まで気づいたら着いていて、


星也がそう言った。




「…ばいばーいっ」




頑張って笑顔で言ってみた。




星也はふつうに帰っていったから、


きっと上手く笑えてたんだろう。