君の幸せ、ただそれだけを。上






「じゃあ、星也はあいつ教えてやってくんね?



あの茶髪の…


あ、今こっち向いたかわいい女子。



たぶん1年…だろーな。


あいつ教えてやって。




俺が前出て手本見せてたとき、


全然できてなかったから」



「あ、はい」



星也は、委員長さんに言われ、


タタタッと、その子のところへ行った。





…委員長さん、すごいなぁ。



前に立ちながら、

みんなのことちゃんと見てたなんて。





今のあたしのほとんどを占めている、



あたしの正直な気持ち。






────"あの子のとこに行かないで"。