君の幸せ、ただそれだけを。上







「ん。わかった」





星也が頷き、




あたしは屋上を出るため歩き出した。







屋上のドアを閉めて階段を降りる。




授業が始まっているので、


廊下はしんとしている。






誰もいない静かな廊下で。



あたしは一人頬を濡らした。