今もっと好きになったところで、 星也が振り向いてくれる可能性なんてないのに。 なんでだろう。 それでもやっぱり星也が好き────。 「なにもどこにも優しさの欠片もねぇよ。 彩香。 俺、彩香のこと好きだから。 …ごめん」 「なに謝ってんの! 星也悪いことなんてしてないじゃん。 …もう1限目始まったよなー。 ちょっとあたし、 違うとこ、行くね」 ここにあたしが居たら、 たぶん星也は気まずいだろうから…。