君の幸せ、ただそれだけを。上







「悠ちゃんのとこにダッシュしたら、



悠ちゃんどんな顔すんのかなー」






なんてちょっと笑いながら呟いてる星也。





その笑みは優しくて。




…あたしは星也のその優しい笑みを、


見たことがなかった────。







「あ、並ばなきゃ!」




係の人に言われ、


あたしは星也に言った。