君の幸せ、ただそれだけを。上






あぁもうなにやってんだあたし。




「惜しかったな」




「…ぇ?」






急に横から聞こえた声を辿ると、

そこには星也がいた。





「…ごめん。


星也せっかく1位であたしにバトン渡してくれたのに」





「んなの気にすんなって。



彩香めっちゃ速かったし」






「ありがと…。



でもさ、


負けちゃったものは負けちゃったから…。




あたしのせいで」