数秒間私を見つめると、なにかを思い出したかのように私の手を引き歩き出す男 「ちょっ、ちょっと、どこいくのよ!」 なんとか離れようともがいてみたが どうやらものずごい力で腕を掴まれているためほどけなかった その間にもどこかへ向かっている男 その男は学校から出て少しあるいたところのbarに入った 「おっ、ハヅキ。誰だその子…」 その声にも答えずその男はbarの先の階段をのぼりはじめた