✽ 『高杉さんじゃなくて、純でいいから』 頭の中をその言葉がエンドレスリピート。 個室に戻ってからも、さっき彼が私の耳元で言った言葉が頭から離れない。 ーそういえば少女漫画みたいなセリフ言ってた。 『こいつ、俺のなんだけど』 ー私のこと一回だけ“紫雨”って言ってた。 ーあ、後ろから抱きしめられてた。 頭の中を整理すれば整理するほど恥ずかしさで顔が熱くなる。 変な男の人達に絡まれて、ちょっとだけ良かったかも、なんて考えちゃう。 ほんとに怖かったけど。