「「かんぱーい」」

威勢のいい乾杯の音頭からこの同窓会が始まった
私は渡辺奈緒子。OLをしており、もう2年くらいになる彼氏もいでそれなりの三十路LIFEを楽しんでると思う。
時間は8時を回ろうとしていた。

「遅いね。峰くん。」

「うん。」

私に今声をかけた子は高校時代の同級生の安西舞美だ
舞美とは高校からの付き合いだが、前から一緒にいたんじゃないかってくらい仲良くて今でも連絡取り月一くらいのペースで会っている。
そして、舞美が言った峰くんとは峰孝之。
峰孝之とは私の幼馴染。と言っても12年間連絡取り合っていたなかったし幼馴染解消してるかもしれないけど。。

「峰くん20歳の時の同窓会来れなくて今回は絶対来るって言ってたのに」

と舞美の言った言葉を聞いて私はビールをグッと飲み

「仕事で忙しんじゃない」

と可愛くないことを言ってしまう
誰よりも会いたいのに。
でも、舞美には伝わってるようで。

「そんなこと言わないの。全くいつまでたってもその可愛くないとこ変わらないね。」

「そんなことないよ。今更会っても。。ね?」