「……なんだって。どう思う?遼は」



「んーよく分からないけど、莉愛ちゃんはそれ信じてるの?」



あかりと同じこと聞かなくても…。



「一応、信じてるよ」



すると遼くんは考え込んでしまった。



「俺が思うに、それ信じない方がいいと思うなぁ…」



なんて言う遼くん。


な、なんで?信じちゃいけないの!?


だって占いだよ?占い!


遼くんもあかりも1回は見たことあるでしょ?


信じる人もいるってばぁ…!



「信じてる人の方が少ないから…」



あたしの心の声が聞こえたのか、ため息をつきながらそういうあかり。


エ、エスパー!?



「あ、ちなみにエスパーじゃないからね」



またまた心を読んだようにそういうあかり。


え、じゃぁ何でわかるの…。



「顔に出てるだけだから」



あかりはそう付け足した。


な、なるほど。


あたしって顔に出てるんだね…。