「知らなぁい。ないんじゃない?」 「それは大変だわ…」 「でもさ、それってキャラ作ってる自分のせいじゃん!自業自得だよ!!」 「まぁそうだけど…。本当垣内先輩には冷たいよね、あんた」 「あったりまえでしょ。大嫌いだよ、あんな仮面男」 「仮面男って…」 化学教室に着いたあたしたちは荷物をおいてあかりの席へ向かう。 「…で、今日も屋上で魂抜けてたけど、何があったの?」 まぁ大体想像はつくけど、と言いながら朝の事を聞いてくるあかりにあたしは朝の出来事を説明する。