そんなこんなで教室に連れ戻されたあたしは、不貞腐れた顔で席に着く。 すると斜め前の席の大地が振り返ってニヤニヤ笑ってきた。 「…なに?あたしの顔に何かついてる?」 「え…、何かって不細工な顔がついてるよ?自覚ねーの?(笑)」 「もー。うっさいって言ってんでしょ。本当口を開けばあたしの悪口しか言わないんだから」 「悪口も何も事実を述べてるだけでーす」 「はいはい、もう分かったから。前向いて」