あの日から土日を挟んで、今日は月曜日。 土日の間も神野君のことが気になって仕方なかった。 いよいよ待ちに待った掃除の時間。 私は一番乗りに図書室についた。 今日は神野君もいなかった。 ノートを開くと…。 “僕の好きな人は、三浦咲さん。君だよ。そろそろ気付いてよ” 「って、えぇ!?私??」 「そうそう、君」 「なんで私…」 「前から気になってたんだよ」 「へぇ…。て、誰!?」 何者かと自然に会話をしてしまっていた私。 周りを見てみても誰もいない。