本当は大丈夫じゃねーくせに、笑って『大丈夫』なんてゆーんだ。


だから俺はいつも…梨子が大丈夫じゃねーって分かってるのに、どうしてやることもできねー。


助けてやれねー…。


ずっと1番近くで見てんのに。


あの時もそうだった。






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あの日もいつものように登校し、教室に入った俺。


すると、同じサッカー部で仲のいい隼人(はやと)が飛んできて


「よっす璃玖。てか、お前の幼馴染ちゃんどーしたわけ?」