キミが好き~ツンデレ男子の愛し方~



その言葉に今まで我慢して堪えてきた涙が溢れ出してしまった。


陽菜とは小学校から一緒だったし、お互いの事はもちろん知っていた。


でも、そんなにたくさん話をしたことはなかった。


顔を合わせれば挨拶を交わす。


そんな程度。


陽菜はあたしが泣き止むまで、ずっと傍にいてくれた。






それから、あたしは陽菜と一緒にいるようになった。


クラスが違うから一緒にいれるのは休憩時間だけ。


それでもあたしには充分すぎる程だった。