「人の好きな人と仲良くしてさ、うちらが何も言わないとでも思ってるわけー?」
「調子のってるよね…」
それは3人が放ったあたしの悪口だった。
普段、そーゆーことを言わない彩夏まであたしのことを悪くいってる。
あたしはショックを隠しきれず
“ガタッ”
扉に足をぶつけてしまった。
その音に気づいた由希はこっちを見て、悪びれる様子もなく
「あ~聞いちゃった?でも本当の事だから仕方ないよね」
そう言ってきた。
「そーゆーことだから。うちらともう一緒に行動しないでね」
由希の言葉に付け加えるように真央もそう言う。
彩夏は何も言わなかったものの、冷たい目であたしを見ていた。



