ー-それは倉本くんだった。 (…どうせ無視されるだろうけど) あたしはそう思いながらも、倉本くんに声をかけた。 「倉本くん、おはよー」 すると、通り過ぎる直前で 「…はよ」 そう返ってきた。 返事が来ると思ってなかったあたしは朝からハイテンション。