あの日よりは考える時間は減ったものの…あの男の子の存在は


どれだけ時間が経っても消えてはくれなかった。


考えないようにしていても、ふとした瞬間に考えてしまっている…。


この感じ、あたしは知ってる。


…これはきっと《恋》。


だけど…違う。そんなはずはない。


だって、あたしはもう恋なんてしない。


あの時そう決めたんだから。