DVD鑑賞は結局、微妙な形で終わった。


最後まで見たのは見たんだけど、内容がちゃんと頭に入ったかと言われると…まー半々。


あの日は璃玖の家で夜ごはんをご馳走になって帰ったんだけど、あの男の子が頭から離れることはなかった。






そして、いつも通りの平日。


陽菜と一緒に登校して、クラスメートと他愛のない話をして、


授業を受けて、お昼ご飯を食べて。


あたしの日常に変わりはない。


ただ1つ、あたしの中で大きく変わったことと言えば…


あの男の子の事を考えるようになった事。