「わかった、行ってくるよ。何買えばいいの?」 「んーとね、はい。このリストに書いてあるから。ごめんね、よろしく」 「はーい、いってきまーす」 そう言って家を出た。 この選択が自分の人生を大きく変えることになるなんて、この時のあたしは想像もしていなかった。